あなたはなぜ服を買うのか
なぜも何も
必要だからに決まってる
だって裸でいるわけに
いかない
アダムとイブがリンゴを食べなきゃ
私たちは今でも
裸いっちょで過ごせていた
悪いヘビにそそのかされたばかりに
無垢が失われ
裸を見せるのが
恥ずかしくなっちゃって
イチジクの葉っぱなんかで
体を隠すことになったわけだけど
そうすると
洋服の起源って葉っぱなのかな
などと考えると
単なる隠すことから
着飾ることへのステップアップは
いったい何きっかけだったのかな
と言う疑問も湧く
でもきっと
着飾ることは
本能からくる
欲求なんだろう
恥ずかしいところを
葉っぱで隠した時から
他の人より大きくて
綺麗な葉っぱで隠したい
なんて欲は
あったのかもしれない
洋服は道具だ
と言う考え方もあるけど
わたしはやっぱり
パッションだと言いたい
この服が欲しい
着たい
と言う衝動に
理由も理屈もない
無理に言語化すると
どんどん画一化されて
服がつまらないものになっていく
賢く買うのではなくて
今の気持ち
気分に任せて
服を選ぶ
失敗したっていいじゃない
今はよく
ファッション系のインフルエンサーが
着こなし指南や
オススメ服の紹介をしてくれている
コーディネートに
ロジックを使って
70点のおしゃれを目指そう
なんてことを言う
インフルエンサーもいる
たしかにそれは
便利で簡単で
早くて良いけど
わたしは
ひたすらに
1+1+1を重ねていくのも
若いうちの特権だと思っている
すごく遠回り
めんどくさい
でも
失敗した経験こそが
自分らしさ
個性を磨いていく気がするから
失敗は悪いことじゃなくて
経験だからね
黒歴史をどんだけ作っても
好きなものを着つづけた方がよい
誰かがオススメしてくれた服を買うのは
お母さんに洋服を選んでもらった小学生の頃と変わらない
お母さんが
インフルエンサーや雑誌に変わっただけ
たくさん洋服をみてふれて
自分の好み
自分の心を知っていく
大袈裟に言うけど
服は
自分の魂の表現だと思う思うから
わたしの冷静と情熱の間にあるblessの服
宝くじ当たんないかなぁ
もし子